風情がある玄関
金具屋さんは、松代藩出入の鍛冶屋だったそうです。 金具屋さんの前を通る道は、
善光寺と草津を結ぶ草津街道で、宿場町として栄えていたそうです。
ところが宝暦四年(1754年)、裏山「神明山」が崩れ、渋はほぼ半分が土砂に埋まる
という壊滅的な被害をうけます。 その災害の復旧中に敷地内より温泉が湧出し、 
それを機に宝暦八年(1758)に宿屋となりました。 前身が鍛冶屋であったため、
当時の松代藩主から「金具屋」と命名されたということです。

映画『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」のモデルと言われています。

29室ある客室は、画一的でなく、すべて造りが違い、和風建築の良さを実感して
いただけるように、それぞれに趣のあるお部屋になっています。




帳場



応接コーナー



〒381-0401
長野県下高井郡山ノ内町渋温泉
TEL 0269-33-3131

金具屋  HP






昼間の斉月楼
ままの部屋は、真中の列の3階
の部屋です。(部屋番号は、205)




ライトアップされた斉月楼
人気の宿だけあって、昼も夜も立ち
止まって写真を撮る人が多く、
夜はフラッシュの光が絶えません。

斉月楼の内部  ままの部屋(205相生の寮)の前

2003年7月1日、当館の「斉月楼」と「大広間」が、国の登録有形文化財に認定。
この制度は、国民の貴重な財産である文化財を幅広く後世に引き継いでいくため、
平成8年6月、文化財保護法の一部を改正し、導入された文化財等登録制度です。




中庭
小さいけれど綺麗です



資料棚
古い資料や小物が並んでいます。


ままの部屋の外壁
蛇の目傘を広げた形になっています

造りが古い日本住宅の感じです





木の歯車が床や壁に演出されています。









【斉月楼最上階(四階)から見た踊場】

山の形に開けられた窓が見えます。
窓は「富士山」に見立てられています。
天井は船底様式になっており、
空間の広がりを演出しています。

廊下はケヤキの鴬張り。
奥の部屋(長生閣)に貴賓が泊まる為、
人が部屋に近づくのを察知できるように
鴬張りにしてる。という説もあります。

“自分の技術を見せる”という職人の
気概が感じられます。

仲の良いぱぱとまま〜〜♪